格安スマホ事業者(MVNO)選びの項目の中から、「高速低速切替」について説明します。
高速低速切替とは
データ通信の速度を切り替えることができる機能。
この機能のあるMVNOでは、高速モード(MVNOが設定しているベストエフォート値)で使うか、低速モード(本来、データ容量を使い切った時に制限された場合の速度 200kbps 程度)で使うかを切選択することができます。
アプリを利用して切り替えることが多く、この機能はMVNOごとに呼び名が違っています。
なぜ高速と低速の切り替え機能があるのか
データ通信は、基本的に、高速でも低速でも利用できます。
スマホの原則として、低速の場合は料金プランの「データ容量」にカウントされません。
つまり、一ヶ月間ずっと低速でデータ通信を続けた場合、「使用したデータ容量」はゼロ。
その代わり、画像などの重たいデータを開くには時間がかかります。
低速と言われる速度は一般的に200kbpsですが、これは1秒間に日本語を2万文字送れる速度です。
つまり、画像なしのデータ(メールやLINEなど)であれば、低速でもほぼ待ち時間なしで利用できるということ。
それを利用して、ユーザーが自分自身で低速と高速を切り替え、一ヶ月間のデータ容量を節約するという使用ができるということです。