格安スマホ事業者(MVNO)一覧の項目の中から、「キャリア(回線)」について説明します。
MVNOは回線をキャリアから借りている
MVNOは、キャリア(docomo、au、sofobankからモバイル回線を借りて、私たちに通信サービスを提供する会社です。
どのキャリアから回線を借りているかというのも、MVNO選びの基準の一つになります。
電波の入るエリアの違い
電波の入るエリアは、借りているキャリアとまったく同じになります。山間部に強い・地下に強いなど各キャリアごとのエリアの特徴がそのまま表れます。
電波の入りにくい場所を訪れることが多い人は、どのキャリアの電波が入っているか、事前に確認しておきましょう。
利用できる端末が違ってくる
例えば、auで購入し利用していた端末(スマホ本体)を、docomo系MVNOで利用しようとしても使えない場合があります。
SIMロックを解除していたとしても、変わりません。端末が拾う電波の周波数の違いからくるものです。
MVNOで端末をセットで購入せず、Amazonなどで購入したい、または自分が利用していた端末をそのまま利用したい、などといった場合は、MVNOのサイトの中で「動作確認端末」のページで、使いたい端末がちゃんと使えるかどうかを事前に確認しましょう。
キャンペーンなどを受けられるかどうかも違ってくる
MVNOは常に様々なキャンペーンを開催しています。期間限定で、基本料金が無料になったり、使える容量が倍になったり・・・。
ただし、こういったキャンペーンを受けられるかどうかは、基準が設けてあります。
その基準の中で、多くの人が影響を受けそうな基準のひとつが「どこからの乗り換えか」です。
現在ドコモ回線を利用している人が、ドコモ系MVNOに乗り換えようとしてもキャンペーンを受けられない、ということがあります。
MVNOのサイトでは、キャンペーンが適用された料金が大きく掲載されていることが多いので、自分がキャンペーン対象であるかどうかはわかっておいたほうがいいでしょう。
このサイトでは、キャンペーンがどんなに長い期間を適用されるとしても、キャンペーンを適用しない金額で比較しています。
ほとんどの人がそうだと思いますが、一度変えたら、何年も利用するであろうことを前提としているためです。
ただ、MVNOは最低利用期間さえ過ぎれば、違約金なしに解約できるところが多いので、お得なキャンペーンを目的に気軽に変更できるというのも特長のひとつです。そのときもキャンペーン対象であるかどうかのチェックは忘れないようにしましょう。
MVNO間のMNPの注意点
同一キャリア系でのMVNOからMVNOへのMNPができない場合があります。
まだすべてを把握できていないことも多いようですが、できるだけ事前に問合せましょう。