そもそも1ギガ(GB)とは?
データ通信には「速度」と「通信量」があります。
データ通信量はギガという単位で表されます。
1ギガは1000メガです。
わかりやすくするために使用の目安をメガで表記します。
格安スマホ事業者はこのデータ通信量を元にサービスプランの料金を変えています。なので、あなたが月々スマホでどのくらいのデータを使用しているか、把握することは料金プランを選ぶ上で、もっとも重要なファクターです。
データ通信量は、どのくらいインターネットを利用したかで決まります。
あくまで目安ですが、よく利用されるもののおおよその通信量をご紹介します。
FacebookやTwitter、Amazonなど、色んなページを開くインターネット。
毎日20ページ見るとして×1か月間で平均400メガくらい、つまり1ギガの半分程度使います。
「メール」や「LINE」などはスタンプや絵文字を使用したとしても通信量は比較的少なく、1か月でも1ギガの1000分の1程度を使用しているイメージです。
メールにエクセルやワード、PDFなどの添付ファイルがある場合はそれで4メガくらい使います。
毎日添付ファイルがあるとしても120メガ。
1ギガの100分の1程度ですが、覚えておきたいのは「文字」は軽くて、「画像」や「ファイル」、「音声」「動画」「アプリ」は重いということです。
Youtubeやニコニコ動画、Fuluなど動画を見ると中画質1時間で400メガほど使います。
2時間の映画を2日に1回観たとすると一か月で12,000メガ(12ギガ)必要になります。
こういった、動画を視聴する時のように、これから自分が「たくさん通信する」と思ったとき、自宅のインターネットや公共のWi-fiにつないで、なるべく自分の通信量を消費しないようにするのは、スマホ使用者としては必ず行っておきたい対策の一つです。
注意したいのは、自分で操作していないのに、自動的にバックアップをしたり、更新をしたりするソフト。
スマホに入っているほとんどのアプリがそれを行います。
気軽に暇つぶしできるゲームのアプリも、遊んでいるときの通信量は5メガ程度とかわいいものなのですが、はじめて起動するときなどに必要なデータを更新するため、一度で500メガ以上の通信を行うことも少なくありません。
知らず知らずの間に行われる「更新」は積もり積もって通信量を消費してしまいます。よくあるのは50メガほどの更新ですが、それが1か月に1回、20個のアプリが行った場合、アプリの「更新」のみで1ギガに達することになります。
どれくらい、どんなふうに使うか
インターネットをどれくらいするか、動画などをどれくらい見るか、自分が1か月で使うデータの目安がわかったら、どんなふうに使うかも確認しましょう。
大きな通り道が必要?それとも細い通り道でOK?
「速度」をトンネルに例えると、高速通信は太いトンネル、低速通信は細いトンネルです。
動画は情報量が多く、途切れることなく視聴するためには太いトンネルが必要です。
LINEのメッセージやTwitterのタイムラインのような主に文字のやりとりになるページをよく見る人は細いトンネルでも十分。
画像の多いページを見るときは細いトンネルだとちょっと狭いかもしれません。
どんなページをよく見るか、それもわかるとあなたのぴったりサイズがよくわかります。
知らない間に大量のデータ通信を行わないように設定
自宅や外出先でWi-Fiの接続ができる場合、アプリのバックアップはWi-Fiに接続しているときに限る設定を行っておく。
この設定で、あなたの通信量のサイズはかなり節約でき、ほとんどの人が月々2~3ギガ程度の契約で十分といわれています。
あなたの通信タイプは?
Aグループ(ポピュラータイプ)少ない・早い
主に使用するのはSNS、インターネットの色んなページを見る。
動画や音楽などの利用は多くないけど、サクサク表示させたい。
Bグループ(ヘビーユーザタイプ)多い・早い
動画を見たり、データのやりとりやテザリングを行う。
大量に必要だし、表示されるまでのんびり待てない!
Cグループ(マイペースタイプ)少ない・遅い
主にLINE等のメッセージが多くて、それほどインターネットを頼りにしていない。
表示されるまでのんびり待てる。
Dグループ(おまかせタイプ)多い・遅い
自宅にWi-Fi環境がない。アプリは使用しているので更新用に容量が必要。
動画や画像はそれほど見ない。スマホの細かい設定は面倒。
この表は実際の事業者の料金プランや、実際のデータ通信の速度から数値を抜き出しています。
自分がどのように、どれくらい使うのかを把握したら、その数値の範囲内の料金プランを選べば、あなたに「ぴったり」になるということです。